スロトレの解説

健康管理

スロトレとは

スロートレーニングとは、

ゆっくりとした動作で行うトレーニング方法です。

筋肉を肥大させて筋力を増強させる目的で行う

レジスタンス運動のひとつの方法です。

スロートレーニングの重要なポイントは、

ゆっくりと動作することによって、

運動動作中に筋肉の発揮張力を

維持することと考えらます。

ここで「レジスタンス運動」という言葉が出てきたので

その意味をやさしく解説しておきます。

レジスタント運動とは

「レジスタンス運動」とは

筋肉に抵抗(レジスタンス)

をかける動作を繰り返し行う運動です。

レジスタンス運動の効果として

筋タンパク質の合成が分解を上回り、

筋量が増加することによって

筋力・筋持久力が向上するという理論です。

次にに「筋肉の発揮張力の維持」という

見慣れない言葉が出てきました。

その意味は、

「動作中に力を抜くことなく、

終始力を入れっぱなしで

動作をする」

ということです。

分かりやすいイメージとしては、

何もないところで

椅子に座っている姿勢を維持する

「空気椅子」という運動がありますが、

この空気椅子に座った状態を維持して

トレーニング動作をすることが分かりやすいです。

スロートレーニングでは

「3~5秒程度かけてあげて、3~5秒かけて下げる」

という動作で運動します。

その上で「ノンロック」

という動作と組み合わせることで、

さらに大きく筋発揮張力を維持することができます。

「ノンロック」とは

「ノンロック」とは?

スクワットなら立ち上がり切らずに

再びしゃがみ込む、

という動作です。

筋肉はグッと力を込めると硬くなり、

血管を押しつぶすために

血液の流れが阻害されます。

スロートレーニングは

この状態で動作を続けるので、

血流が制限された状態で行う

運動ということができます。

血流が制限されると

筋肉内の筋酸素レベルが下がります。

この低酸素環境が

筋肥大の強い刺激になると考えられています。

「レジスタンス運動」

で筋力増強効果を得るためには、

自分の体重を使って行う

腕立て伏せのような運動では

大きな効果を得るのが難しいとされてきました。

しかし「スロートレーニング」では、

トレーニングの動作の仕方を工夫することで、

もっと軽い負荷でも

効果的に筋力を増強させることが可能だという

科学的な理論です。

このように負荷重量が比較的小さくても

大きな効果が得られる

スロトレのメメリット

「スロートレーニング」では

次のようなメリットがあります。

・自分の体重を用いて
手軽に行えるトレーニングでも
大きな効果が期待できる。

・腱や関節への負担が小さく
傷害のリスクが小さい。

・怪我のリスクの大きい中高齢者向けの
効果的なレジスタンス運動
ということができます。

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