生活の智恵、①「ウラわざ」お弁当に梅干を入れるのはなぜ?②「生活の智恵」ゆで卵が湯の中で割れない「わざ」

ウラわざ

「ウラわざ」お弁当に梅干を入れるのはなぜ?

夏場、お弁当やおにぎりに梅干を入れるとご飯が腐らない、

生活の智恵として誰でも知っている知識ですが、

ではなぜ?

食べ物を腐らせるのは細菌や微生物の仕業ですが、

ご飯を腐らせるのは「バチルス菌」という枯草木の一種です。

この菌は好気性、熱にも強い性質ですが、酸には非常に弱く

梅干しに含まれるクエン酸に触れると死滅してしまいます。

これが、お弁当やおにぎりに梅干しを入れる理由なので、

お弁当の梅干しはおかずとしてでなく、

ご飯の真ん中に入れるようにするのが

理にかなった入れ方です。

ゆで卵が湯の中で割れない「わざ」

ゆで卵を茹でるとき、

卵が湯の中で割れて白身が出てしまうことがあります。

沸騰した湯の中でボコボコ卵が揺れ動くから、

その衝撃で割れるように思われがちですが、

原因は全く別のところにあります。

卵を茹でるとき割れるのは、

中身が熱で膨張して起きる現象で、

特に膨張するのは、卵の中の空気です。

卵の尻の部分(とがっていない丸い方)にある気室に空気があり、


この空気が膨張して、卵の殻の厚みが均一ではない薄いところから割れて、

白身が飛び出してしまうからなのです。

ゆで卵が割れないようにするためには、

卵の尻に部分に直径1ミリ、

深さ1ミリの穴をピン画鋲などで空けて茹でれば、


割れることはありません。

知らないと卵1個無駄にすることもあるので、

頭の隅においておかれるといいですね。

簡単なことなので、一度知れば忘れることはないです。

どうしてかっていうと、卵を茹でるとき、

この「わざ」を必ず思い出しますので、

これが記憶の復習になって、強く頭に刻み込まれることになります。

少し難しくなりますが、

記憶は最初短期記憶として頭に残ります。その中でただ見聞きしたものや

興味の対象ではないものは消えていきますが、

このゆで卵の「わざ」は行動と連動して記憶されるので

中期記憶として脳の「海馬」に残ります。

「海馬」では、1ヶ月程度記憶が保持されますが、

この間に不要なものと長期記憶に入れるものが選別されます。

で、長期記憶にはどのようにしたら入れられるのか?

 
それは中期記憶に留まっている間に複数回反復することなのですが、

卵を茹でるたびに記憶にアクセスしますので、

その記憶は重要なものとされ、側頭葉に送られて長期記憶として定着するからです。

なので、月に1回程度ゆで卵を作るとこの「智恵」は生涯記憶に残ります。是非残してください。



最後までお読みいただき、ありがとうございました。






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